2026年5月 6日 (水)

ビタミンK2経口13回法はいつまで続くのか? 筋肉内注射1回法への転換を願って

はじめに:進むワクチン筋注化と、取り残されたビタミンK投与 「よくできました。頑張ったね、次は4週後に来てください」、生後8週目の第一子だ。 筋注2種、皮下注1種、経口1種のワクチンデビユー。当初は、そんなにたくさん一度に打つの、かわいそう、と悲壮であった母親たちだが、今ではそれを受け入れ、動画に収めるほど当たり前の光景となりました。しかし、その一方でビタミンK欠乏症予防のために「ケイツーシロップ」を13週間にわたって家庭で飲まし続ける「経口13回法」が現在の日本の標準となっています。   歴史的背景:なぜ日本は経口投与を選んだのか? 私は昭和52年(1977年)の卒業であり、三重大学病院での1年目の研修の時、母乳哺育中のビタミンK欠乏による頭蓋内出血の乳児症例を受け持ちました。2年目の新生児室研修の時には、退院前に、ビタミンKの筋注をしていました。当時、日本国内では「ケイツー注射液(メナ...

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2025年5月16日 (金)

テレビ東京からの突然の電話がありました。

先日、テレビ東京から電話がありました。当院のホームページに有る「カメムシ皮膚炎」の写真を番組の中で使用してよいかとの許諾のお尋ねでした。20年以上前の症例写真でしたが、お役に立てるとは。やはり、ネット上に報告しておく事の重要さを思い知りました。 No15 カメムシ皮膚炎平成14年11月6歳男児、突然,股のあたりを痛いといった。母親が見るとパンツの中にカメムシが一匹いた。その後,一週間して治らないといって来院した。写真のように潰瘍形成を伴った病変となっていた。エキザルベを処方して経過を見ました。その後来院無く,およそ一ヶ月後の感冒での受診時には軽快していました。カメムシの分泌液が、敏感な皮膚につくと、やけど状の「皮膚炎」を起こすと書かれてありましたが、初めての経験でした。おそらく洗濯物にカメムシがついていたのだろう。平成14年秋は当地ではカメムシが異常に発生しました。 カメムシを踏んで見ら...

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2025年4月 8日 (火)

惜別、藤森健次先生

 藤森健次先生を偲んで                            平井誠一  令和7年1月17日、金曜日午前でした。手渡された連絡ファックスを目にして、「エッ」と発した。藤森健次先生が亡くなられた。一番元気であった先生に何があったのだろう。 ついこの前の年賀状の集合写真、大勢の職員に囲まれた先生の笑顔がよみがえります。後に、三国越林道でのトレッキング中の不慮の事故とお聞きしました。 藤森健次先生は、昭和22年、京都府相楽郡南山城村高尾のお生まれで、昭和47年関西医科大学を卒業し、大阪大学整形外科教室に入局され、その後、関西労災病院、国立大阪南病院、県立西宮病院救急センターに勤務されています。藤森病院院長、藤森繁春先生の三女の内科医由佳子さんとご結婚され、平成元年4月、藤森病院院長に就任されました。 私は、小児科開業にあたり、昭和63年12月、藤森病院院長の藤森繁春先生にご挨拶に...

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2024年11月10日 (日)

傳道 さん

今日の外来診察で、「傳道」さんと言う名字。めずらしい、当地では見かけない。ご出身はどこですかと、診察最後に訪ねた。ご主人が広島の方とのこと。ネットの名字検察サイトで見てみると、広島、安芸高田市に10名とのこと。これは大変珍しい名字のようだ。外来では、時々、興味深い名字に出会います。日本の名字は本当に多様であるし、歴史が反映されていて興味深い。...

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2024年7月16日 (火)

結婚式、主賓挨拶・祝辞

令和6年7月13日、結婚、転居のため、退職された方の結婚式が今日あり、今日参加いたしました。 新婦側の主賓ということで、ご挨拶と、祝辞を述べてまいりました。20年ぶりくらいの職員の結婚式参加でしたが、 若人のノリや活気のある久々の良い結婚式でした。        祝辞 孝明さん、歩乃果さん、このたびはご結婚、誠におめでとうございます。 両家のご家族やご親族の皆様にも、心よりお喜び申し上げます。 私、新婦,歩乃香さんの勤務先でありました伊賀市のひらい小児科クリニック院長の平井誠一と申します。 外ならぬ歩乃香さんの結婚式ということで、本日休診の張り紙をして、はせ参じました。 歩乃香さんは、令和3年10月から今年の2月末日まで当院に勤めていただきました。 ちょうどこの間は、新型コロナワクチン業務とコロナ感染症の流行もあり、かつてない忙しい外来でしたが、本当によくやってくれました。 受付業務はいろ...

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2024年6月23日 (日)

「オニヤンマと聴診器」こんなことがありました。

 先日、80歳位の元気そうなおばあさんが、当院に立ち寄ってくれました。 市内の皮膚科受診の際、待合室に置かれてあった私の自著「オニヤンマと聴診器」を手にして、お借りし、読んでいただいたとのこと。 その感想を伝えに当院に立ち寄ってくれました。 忙しそうな外来を気遣い、「山の神、ふき俵、炭焼きに事、など心に響きました、友達にも読んでもらいたい本です。」と書かれたメモを 受付に渡して帰られました。  「オニヤンマと聴診器」は、17年前に出版した思い入れのある自著ですが、今も、印象深く読んでいただいたことを大変うれしく思いました。 今もなお、待合室に置いて頂いていた皮膚科の院長先生、誠にありがとうございました。...

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2024年4月10日 (水)

「我々をたばかったのか!」愛知・大村知事が川勝知事に憤り 辞職理由がリニア開業延期で 

「我々をたばかったのか!」愛知・大村知事が川勝知事に憤り 辞職理由がリニア開業延期で 、 こんなYahoo ニュースを目にした。 たばかる、とは、なんだ。私は使ったこともない。 調べてみると、goo辞書では、     た‐ばか・る【▽謀る】 [動ラ五(四)]      1 計略をめぐらしてだます。たぶらかす。「敵を—・る」      2 計画・方法などを思いめぐらす。工夫する。       「子安貝とらむと思しめさば—・り申さむ」〈竹取〉      3 相談する。 たぶらかす、が知っている近い言葉であるようだ。...

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2022年3月 8日 (火)

電子タバコの乳児誤飲

診察も終わりころ、1歳6か月の男児を抱え、電子タバコを飲んだ、とあわてて入ってこられた。当院はじめてのケースだ。以前はよくみられた、たばこ誤飲ではあるが、最近は目に見えて少なくなってた。 一方、電子タバコが増えてきており、電子タバコの誤飲もあるであろうとは思っていたが、こうして実際に経験すると、私は電子タバコそのものをよく知らず、まごついてしまう。口内に見つけて30分くらい経過しているとのことであったが、表情も変わらず、元気であり、一安心であった。2時間経過して問題なければ、まず大丈夫で、4時間経過して問題なければもう心配ないと話し、もうしばらく注意深く様子を見ていただくこととした。   電子タバコの実態を知っていないと適切な対応もできない。その後ネットで調べ、基本事項と最新情報を得ることとした。...

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2021年9月25日 (土)

帰化の不思議

8月22日の産経新聞「話の肖像画」というコラムに、「忠誠心問わない帰化の不思議」と題する評論家 石 平 氏のインタビュー記事が載っていました。 そこに、帰化の許可が下りて、法務局に来るように言われ、出向いたが、殺風景な一室で、日の丸も飾られておらず、君が代も流れずに、事務的な説明が淡々と行われて、5分ほどで終わった、と書かれてありました。 現在でも、変わらず、同じように、行われているのでしょうか。 多くの日本国民の普通の感覚としては、忠誠心までは問わなくても、国旗の掲げられた部屋で、説明し、国歌演奏を聴いてもらう必要があり、それはまた礼儀でもあると思いました。 今では、そのように変わっているのなら良いのですが。...

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2021年4月20日 (火)

土地鑑、土地勘

今日の読売新聞朝刊を読んでいた。シニアの住み替え、との記事であった。その中に「このあたりには土地鑑があるので安心・・」という一文。あれ、土地鑑、?、土地勘ではないのか。これまで何の疑いもなく、問題となることなく、「土地勘」で過ぎてきたのである。土地鑑ではピンとこない。 ウィキペディアを見てみた。  土地鑑(とちかん)とは、ある一定の範囲の地域における地形や地理、道路の構造、家屋・建物の配置、さらには生活習慣などについての知   識が、直接の経験を通して身についていることを指す。  元は警察用語。現在は「土地勘」の表記の方が一般的である。ばししば「土地勘」と表記されることがあるが、これは、ある「土地」についての「勘」がはたらく、あるいは「勘」がいい、といった連想からくる誤用であった。  現在は誤用が定着しているため読売新聞以外の新聞社、テレビ東京以外の放送局では「土地勘」ないし「土地カン」を...

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«桜ごはん、「どうしてはいったのだろう」